「地域包括ケアシステム」 |
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介護保険制度が始まって12年が経ちました。介護で苦しむ本人や家族から24時間安心して暮らせるように、金銭的にも精神的にも肉体的にも解放し、社会全般でその役割を担っていこうと始まった制度が介護保険です。今や介護保険サービスを利用する人は、当初の97万人から451万人(平成24年5月)に増え、高齢者の生活を支える制度として定着しています。
今まで3年ごとに介護保険の見直しが行われてきました。介護予防にさらに力を入れる、地域に密着したサービスの創設、特別養護老人ホームなど入所の居住費の見直し、また介護職員の離職率の低下対策などが行われてきました。 今年の4月にも改正が行われていますが、どのように変わったのかについてご説明しましょう。 今回の改正の主旨は以下のとおりです。 「高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるように、医療・介護・予防・住まい・生活支援サービスが切れ目なく提供される『地域包括ケアシステム』の実現を目指す」というものです。 少し分かりづらいので、3つのポイントに整理してみましょう。 (1)24時間対応の定期巡回・随時対応サービスを新たに作る
![]() (2)複合型サービスでより医療的なケアにも対応
![]() (3)介護予防・日常生活支援総合事業
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