きっとみつかる、ご自身・ご家族の理想的なシニアライフ シニアの住まい基礎知識
vol.3
Q2

入居する際に準備期間や資金はどれくらい必要ですか?

高齢者ホームは、入居者の状態によって、自立者向けホームと要介護者向けホームの2つに分けられます。それぞれに準備期間や資金面でも違ってきます。
まず、自立者向けですが、検討されるのは主に本人と配偶者になります。検討期間を十分とり、複数のホームを見学し、体験入居してみることから始めましょう。資金面では、入居時3千万円・月額15万円とすると、10年住み続けると約5千万円必要な計算となります。月額費用の負担は決して軽くないため、年金受給額とのバランスも検討する必要があります。
要介護者向けは、介護サービスを受ける目的で入居するため、入居の判断は本人に加え、家族の判断が必要となります。検討期間はそれほどゆっくりしてはいられないでしょうし、自宅の近くで探されるケースが多くなります。資金面では入居時5百万から1千万円が首都圏の平均金額といわれています。仮に月額18万円で平均居住期間を4年とすると、1千3百万から1千8百万円必要な計算となります。

株式会社タムラプランニング&オペレーティング 田村 明孝