きっとみつかる、ご自身・ご家族の理想的なシニアライフ シニアの住まい基礎知識
vol.6

高齢者ホーム入居までの流れとポイント

検討

老後の生活を考え、本人が興味をもった、高齢者ホームA・B・Cの入居を検討。

資料請求を行い、各パンフレットを取り寄せ。
比較、検討し、高齢者ホームA・Bの体験入居、見学の申し込みを行う。

気持ちの整理
どうして入居したいか?
どのような生活が送りたいかなどを明確にしておく。
家族との意思の疎通も不可欠!
基礎的な知識を得る
介護保険制度や高齢者住宅・施設の種類、どんなサービスが受けられるかなど基礎的な知識を蓄える
情報収集
資料を取り寄せる。都道府県の福祉窓口、民間の紹介会社、新聞などの広告などもチェック
比較検討
収集した資料を基に、候補となる高齢者住宅・施設を絞り込む。
費用・契約形態などさまざまな観点で比較検討する
体験入居

高齢者ホームBを、食事試食をかねて見学。後日、体験入居。ホームの雰囲気、食事内容を確認。

高齢者ホームA主催のセミナーへ参加。ホーム見学も同時に行う。知識、ホームの雰囲気を確認。

現地見学・体験入居
パンフレットなどでは分からないことをチェック、
疑問点などは職員に質問を。
できれば複数のホームを見ておきたい
再度比較検討
現地見学・体験入居で分かったことを含めて再度検討。
ホームを絞り込み、再び見学・体験入居を!
見学・入居のチェックポイント
1
入ったときの印象
雰囲気はどうか、人影が多いか、スタッフはきちんと挨拶するか、認知症周辺症状の対応が良いかなど
2
食事
直営か委託か、自炊ができるか、メニュー作成への関与、チョイスメニュー、嚥下障害対応など
3
ケアについて
雰認知症専門医との連携はとれているか、認知症ケアプログラムはあるか、在宅療養支援診療所や訪問看護の協力があるかなど
決断

気に入った高齢者ホームAへ体験入居。
再度、ホームの雰囲気、食事内容を確認する。

家族とも相談し、高齢者ホームAへの入居を決断する。

決断

契約事項の確認に自信がなかったため、家族にも立ち会ってもらい、契約書や重要事項説明書などを確認。

契約書に調印
入居契約書・重要事項説明書のチェック事項
経営状況の把握 入居率の確認・生存退去
契約解除の内容
入居金その他前払い金
 ●算定根拠の確認 家賃・平均居住年数など
 ●初期償却・償却期間・償却割合
月額費用(管理費・食費・介護費など)
 ●定額か積み上げか
入居後の居室の変更
〈サービスの内容を詳しく調べる 体験宿泊〉
介護(しっかりとした理念に基づくサービス)
 ●人員配置 要介護者数
 ●従業者の経験・資格・夜間体制など
食事(味・盛り付け・雰囲気)
 ●自立者向け
 複数選択・1食ごとの清算
 ●要介護者向け
 治療食や嚥下障害対応
協力病院(協力内容・診療科目)
 ●認知症の診断と治療
 ●ターミナルケアのバックアップ体制
クーリングオフ制度
契約してもやむを得ず契約解除をすることもありえる。
90日以内の退去はこの制度が適用される
※ホームによって条件が異なります。詳細は各ホームにお問い合わせください
入居・心構え
●居室の広さに制約があるので荷物は入居前に処分・整理しておく
●入居後は要望や意見を積極的に伝えるなど、自身で良い環境をつくる姿勢を持とう